サンディスクは今年初めにHBF（High Bandwidth Flash）という高帯域幅フラッシュメモリの概念を提唱しました。これはHBMメモリに類似したNANDベースの新しいストレージ技術で、AI推論ワークロード向けに設計されており、HBMソリューションの8～16倍のストレージ容量を同様…
サンディスクは今年初めにHBF（High Bandwidth Flash）という高帯域幅フラッシュメモリの概念を提唱しました。これはHBMメモリに類似したNANDベースの新しいストレージ技術で、AI推論ワークロード向けに設計されており、HBMソリューションの8～16倍のストレージ容量を同様のコストで提供可能です。
一方、米国カリフォルニア州現地時間6日、サンディスクはSKハイニックスと覚書（MOU）を締結し、SKハイニックスもHBF規格の策定に参加することを発表しました。
SKハイニックスの参画はサンディスクにとって重大な意味を持ちます。SKハイニックスは現在のHBMエコシステムにおいて重要な地位を占めており、HBF規格の構築に価値ある経験を提供できます。また、2大フラッシュメモリメーカーの協力は、HBFを業界標準のレベルに高めるのに役立ちます。
SKハイニックスのチーフ開発責任者アン・ヒョン氏は次のように述べました：「次世代の計算課題がますます厳しくなる中、関連するソリューションの需要も日増しに高まっています。サンディエゴとの協力によりHBF規格の策定を進めることで、この革新技術の商業化プロセスを積極的に推進しています。私たちは、この技術がAIおよび次世代のデータワークロードの潜在能力を最大限に引き出す鍵になると信じています。」
サンディスクは同時に、同社の目標として、2026年下半期にHBF高帯域幅フラッシュメモリの初期サンプル出荷を実現し、2027年初頭にHBFストレージスタックを搭載したAI推論デバイスのサンプル出荷を実現することを発表しました。
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