SGMICROは、85V、16ビット、I²Cインターフェースを備えた高精度パワーモニターSGM838を発表しました

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SGMICROは、85V、16ビット、I²Cインターフェースを備えた高精度パワーモニターSGM838を発表しました

ソース:このサイト時間:2025-09-09ブラウズ数:

SGMICROは、AIサーバーバス向けパワーモニターSGM838を発表した。これはアラーム機能を備えた85V対応、16ビット、IC互換インターフェースを搭載した高精度パワーモニターである。48V AIサーバーに加え、本デバイスはエンタープライズサーバー、通信機器、ATEテスト、48Vエ…

SGMICROは、AIサーバーバス向けパワーモニターSGM838を発表した。これはアラーム機能を備えた85V対応、16ビット、I²C互換インターフェースを搭載した高精度パワーモニターである。48V AIサーバーに加え、本デバイスはエンタープライズサーバー、通信機器、ATEテスト、48Vエネルギー貯蔵システムなどのアプリケーションにも適用可能である。

SGM838は16ビットΣΔ ADCを内蔵し、±163.84mVまたは±40.96mVのフルスケール差動入力を実現。共模入力電圧範囲は0V～85Vに達し、高電圧側・低電圧側のいずれのセンシングアプリケーションにも対応可能な包括的な監視ソリューションを提供します。

監視機能においては、SGM838は電流・電圧の精密監視に加え、温度のリアルタイム測定と電力計算が可能で、高速アラーム機能もサポートします。内蔵温度センサーの精度±1℃により、システム環境温度のリアルタイム監視を実現します。

設計面では、精密測定用途に特化しており、低オフセット電圧と低ゲインドリフト特性により、温度変化下でも測定精度を維持します。広範囲電流測定領域では、低オフセット電圧と低ノイズ特性により、アンペア（A）級からキロアンペア（kA）級までの測定を実現し、同時に低消費電力動作を確保します。さらに、ナノアンペア（nA）級のバイアス電流により、高抵抗値のセンシング抵抗への適用が可能となり、マイクロアンペア（μA）級測定範囲においても高い精度を維持し、ユーザーの厳格な高精度測定基準を満たします。

SGM838のADC変換時間は150μs～4.12msの範囲で柔軟に選択可能で、平均サンプリングモードでは1x～1024xの8段階設定を提供します。これによりノイズ低減が図られるだけでなく、様々なアプリケーションにおけるデータ収集ニーズにも対応します。さらに、高速アラーム機能を搭載。150μs変換時間を例にすると、閾値電圧の大きさに応じて、アラーム応答速度は24μs～275μsを実現します。バス電圧異常、電流制限、過電力、過熱などの故障イベントを検知すると、デバイスは極めて短時間で迅速に応答し、故障対応の時間を確保することで、設備のダウンタイム損失を最小限に抑えます。

SGM838は環境配慮設計のMSOP-10グリーンパッケージを採用し、動作温度範囲は-40℃～+125℃です。

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図1 SGM838 高圧側/低圧側センシング応用回路図

SGMICROについて

SGMICROエレクトロニクス（北京）株式会社（証券コード 300661）は、高性能・高信頼性のアナログ／ミックスドシグナル処理およびシステム電源管理ICを総合的に提供するサプライヤーです。34カテゴリー5,900種類以上の製品ラインアップを擁し、産業オートメーション、新エネルギー、自動車、通信、コンピュータ、医療機器、民生電子機器などのアプリケーション向けに、多様なアナログ信号処理と電源管理の革新的ソリューションを提供しています。

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